三大栄養素 ~脂質~
三大栄養素について、その3「脂質」です。
脂質は、脂肪の分解や燃焼、筋肉の合成や維持
ホルモンや細胞膜の構成や臓器の保護
脂溶性ビタミンの吸収など重要な役割があります。
「脂質」=「太る」ではありません。
1gあたり9kcalと三大栄養素の中で
最も高いエネルギーを得ることができます。
1日に必要な量は、総摂取カロリーの20~30%ですから、
1日2000kcalが必要摂取カロリーの場合、400~600kcalとなり、
オリーブオイル大さじ4杯弱~5杯強になります。
カロリーを気にして15%を切ってしまうと代謝が落ちてしまい、
太りやすくなってしまいます。
さらには、満腹ホルモンが減少してしまい
食欲を増すホルモンが増えてしまうことにもなります。
ダイエットを行っている場合の摂り方にも注意が必要です。
当然、脂質を摂り過ぎたらカロリーオーバーで太りやすくなります。
それに加えて血液中に脂質が増え
高血圧や動脈硬化・高脂血症などになってしまいます。
脂質は炒め物に使う油やバターだけではなく
肉や魚・穀物にも含まれていることを忘れてはいけません。
計れるものは軽量スプーンなどを使い使用量を把握しましょう。
加工食品やインスタント食品にも使われているため
成分表示を確認してみるのもいいでしょう。
このようにしてどのくらいの脂質を摂取しているかを自覚できると
健康維持に役立つほか、ダイエットの成功にもつながるでしょう。